■まずは言い訳
今回は私事で色々あって遅れてしまっています台詞起こしです。本当にごめんなさい。
…Bパートはこの分じゃあ23日まで引っ張っちゃいそうですよ、ええ。明日22日は連れ合いの忘年会がある為、夜中は子守りなので。
■OP
書き忘れていましたが、OPが微妙に変わっていましたね。追加カット有り、差し替え有り…。でもそこまでするなら、何故最後の止め絵を変えなかったのでしょう?…というか、あそこだけの変更でよかった人だったもので、私(もしくはそのままでも良かった派)。
何度も言いますが、第3期OPは、歌と画面が良く合っていて好きですよ(そりゃ、絵がもっとキャラクターデザインに近ければ何の文句も無いのでしょうけども)。
※12/26修正版(yasuさん、大感謝です)
■第35話 アストラル・アパッチ Start
○首都キャピトルヒル。
その近郊の島、首都防衛隊 第23監視所。
BGMが鳴り続けている。
「また出たらしいですね、コーラリアン」
「ああ」
監視塔に詰める2人の職員、片方が熱心に話しかけている。
「グレミコワっていう州ですよ、確か。ま、ちょうどこの星の反対側だし心配は…」
足を組み、手にした雑誌を呼んでるソバカス職員が同僚に言う。
「つうかさあ、そのシャカシャカいってんの止めてくんないか。気が散っから」
「何だよ、自分だって本読んでるくせに」
お互い様だろと文句を言う眼鏡をかけた職員、
「いいんだよ、これは情報収集なんだから」
取って付けた言い訳を聞きながら、ラジカセのスイッチをまさぐる。
「あ?」
驚く眼鏡の職員。色々なボタンをカチカチしながら、ラジカセを持ち上げる。
まだ、BGMは鳴り続けている。
「あれ、あれ…おっかしいなあ」
読んでる本から目を離さずに邪魔くさそうに聞くソバカス職員。
「どうしたん」
その方を見て言う眼鏡職員。
「ラジカセついてないんだけど」
ビーッ!、と鳴り出す警告音。
その方向に目をやる二人。
『非情警報、無人のUNKNOWNトラパー反応…』
「おい、なんだこりゃ」
モニタを見て慌てるソバカス職員(足元には、ジャンクフードのカラ等であふれたゴミ箱)。
その声に眼鏡も反応する。
「どうした?」
「未確認のトラパー干渉を確認」
ソバカス職員の報告に戸惑い、立ち上がって周りを見渡す眼鏡職員。
「なんだって?どこだ」
「3時の方向、距離52」
水平線上に水飛沫。だんだんと大きくなっていく。
○海上スレスレを飛行する月光号。
その機体の前方下には4機のLFO(月光号のコンパクインターフェアレンサーの有効範囲内に入るため?)。
ホランドの作戦確認が無線から聞こえてる。
『606は808のバックアップで第23ディストリクトより進入』
808コクピット。主操縦席にタルホ、コパイにミーシャを抱っこして座るグレッグ。
『その間に909とニルヴァーシュで敵を撹乱』
月光号ブリッジ。操縦席にはムーンドギー、キャプテンシートは空席、それ以外のメンバは変わりなし。
『タルホがインフォーマーからノルブの居場所をゲット次第、その奪還に向かう』
部屋でレコードを操るマシュー、それを前で見ているメーテル、リンク。そのお守りをするモリタとソニア。
『すべてはあのじいさんが動き出す前に片付ける』
ニルヴァーシュのコクピット内、レントンとエウレカ。…エウレカの表情が思わしくない。
『この作戦の成功は他でもない俺達のコンビネーションに掛かっている。ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。俺達なら(ホランド、アップ)出来るっ!』
第23監視所を掠めて首都へと飛んでいく月光号。その後から水飛沫が起こっていく。
○第23監視所。
月光号によって吹き上げられた水が、まるで土砂降りの雨のように監視塔に降り注いでいる。
監視塔内、なす術も無く見送る2人の職員。
ソバカス職員は双眼鏡で通り過ぎていった船を見て呟く。
「あれは、SLー1200MK2。馬鹿な、ここは首都だぞっ!」
■タイトル:第35話 アストラル・アパッチ Astral Apache
Aパートはこちら。