2007年 09月 10日
3.研究室で問題発言(その3) |
しばらくあっけに取られた5人の中から、まず礼が気を取り直した。
「お父さん、私に断りもせずにそんな話を……一体いつ決めたのよっ」
「ふふん。この婚約は、お前が生まれる前から、わしと彼の父との話し合いで既に決まっていたのじゃ。だから彼是 20年以上前になるかのぅ」
胸を張り得意気に言う教授。
再びあっけに取られる人々。
礼だけは辛うじて問い返す。
「じゃあ私は、義理の妹になる人から命を狙われて、夫になる人に助けられたって訳なの?」
「そういう事になるかな」
ショックを受けている礼に、しらっと言う教授。
「それじゃあ、図書館で私と真を襲ったのは誰?私の義兄?弟?」
「なんじゃ、それは」
周りの人々もようやく正気に戻り、礼と教授の会話に耳を傾ける。
「平気な顔をして、本を引き裂く馬鹿力の持ち主で、この季節にコートを着込んでいても顔色ひとつ変えない二人組の男達よ」
礼のその言葉に「そうそう」と頷く真、驚く茂とミカノ。
「彼を襲ったのは、ここの人じゃなかったの?」
「--奴らが、ここまで来てるのか」
茂の顔が曇る。
話を全て解っていてかいなくてか、教授は取り敢えず藤尾君にコーヒーのお代わりを告げた。
【4.相性は最悪 に続く】
いや、文章が荒いなあ……。自分で入力していて書き換えたくなることしばしば。でもやりだすときりが無いのでほとんどしてません。前後のおかしなところは気にせず読んでくださいね。
次でこの【大学生版(第1章分くらいで未完)】は終わりますから。
「お父さん、私に断りもせずにそんな話を……一体いつ決めたのよっ」
「ふふん。この婚約は、お前が生まれる前から、わしと彼の父との話し合いで既に決まっていたのじゃ。だから
胸を張り得意気に言う教授。
再びあっけに取られる人々。
礼だけは辛うじて問い返す。
「じゃあ私は、義理の妹になる人から命を狙われて、夫になる人に助けられたって訳なの?」
「そういう事になるかな」
ショックを受けている礼に、しらっと言う教授。
「それじゃあ、図書館で私と真を襲ったのは誰?私の義兄?弟?」
「なんじゃ、それは」
周りの人々もようやく正気に戻り、礼と教授の会話に耳を傾ける。
「平気な顔をして、本を引き裂く馬鹿力の持ち主で、この季節にコートを着込んでいても顔色ひとつ変えない二人組の男達よ」
礼のその言葉に「そうそう」と頷く真、驚く茂とミカノ。
「彼を襲ったのは、ここの人じゃなかったの?」
「--奴らが、ここまで来てるのか」
茂の顔が曇る。
話を全て解っていてかいなくてか、教授は取り敢えず藤尾君にコーヒーのお代わりを告げた。
【4.相性は最悪 に続く】
いや、文章が荒いなあ……。自分で入力していて書き換えたくなることしばしば。でもやりだすときりが無いのでほとんどしてません。前後のおかしなところは気にせず読んでくださいね。
次でこの【大学生版(第1章分くらいで未完)】は終わりますから。
by hk-club
| 2007-09-10 12:56
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