2007年 12月 13日
1-3の続き |
というか、まとまっていないけど投下。
「初めまして、マリア=ハンスドッティルです。これからお世話になります」
ミカノは礼儀正しく挨拶をすると深々と頭を下げた。
「はい。私が安田桜子です。よく来ましたね」
玄関先で三人を出迎え、ミカノに微笑む桜子であったが、
「でも、どうしてこんな時間がかかった訳?」
と娘たちに聞いた。外はすでに暗闇に包まれている。
「いくら皆で帰ってきたとはいえ、女の子だけなんて不用心すぎるわ」
「だって桜子さん。待ち合わせ場所にミカノさんがいなかったことはさっきPHS(ピッチ)で話したでしょう?」
息も絶えだえに、スーツケースを結わえた自転車を押してきた映見が答えた。
「その後、駅から『こんな人見ませんでしたか?』ってずーっと尋ねながら探し歩いてたら、『あっちに行ったよ』、『むこうで見たよ』、『アンタあの子のなんなのさ?』…とか結構色んな人が教えてくれて、それでどうにか会う事ができたの。でもね、私がミカノさんと会った時には何故かお姉ちゃんとミカノさんが一緒にいて、その上とても好意的とは思えない状況下になってたんだもの、二人きりで帰らすのもどうかと思うじゃない?」
言われてみれば、ミカノのほっぺには、先程よほど強くつねられたのであろう、薄暗い中でも赤く腫れているのが見てわかる。一方の礼には、手の甲に無数の引っかき傷があったから、両者痛み分けといったところであろうか?
「困った事にお姉ちゃんは自転車乗れないから、荷物を積んで先に帰ってもらうことも出来なかったし……」
「走ってなきゃ自分で立ってられない不安定な物になんて乗れなくていいのっ!」
口元にニヤリと笑いを浮かべたミカノをジロリと見ながら礼はうそぶく。
「だから仕方無しに私が、自転車を押しながら二人の間に入って歩いて帰ってきたんだよ」
そこまで聞いた桜子はやれやれとばかりに肩をすくめて言った。
「なんだかパズルみたいな状況だったんだね。はい、わかりました」
女三人寄れば姦しいと言いますが、映見が一人で喋ってますね。いかんいかん、どうにかしないといけません<と真剣に思っていないのが問題ですね。
#鼻が詰まって、頭が回ってません。大分手直ししなきゃ駄目だわ……。
「初めまして、マリア=ハンスドッティルです。これからお世話になります」
ミカノは礼儀正しく挨拶をすると深々と頭を下げた。
「はい。私が安田桜子です。よく来ましたね」
玄関先で三人を出迎え、ミカノに微笑む桜子であったが、
「でも、どうしてこんな時間がかかった訳?」
と娘たちに聞いた。外はすでに暗闇に包まれている。
「いくら皆で帰ってきたとはいえ、女の子だけなんて不用心すぎるわ」
「だって桜子さん。待ち合わせ場所にミカノさんがいなかったことはさっきPHS(ピッチ)で話したでしょう?」
息も絶えだえに、スーツケースを結わえた自転車を押してきた映見が答えた。
「その後、駅から『こんな人見ませんでしたか?』ってずーっと尋ねながら探し歩いてたら、『あっちに行ったよ』、『むこうで見たよ』、『アンタあの子のなんなのさ?』…とか結構色んな人が教えてくれて、それでどうにか会う事ができたの。でもね、私がミカノさんと会った時には何故かお姉ちゃんとミカノさんが一緒にいて、その上とても好意的とは思えない状況下になってたんだもの、二人きりで帰らすのもどうかと思うじゃない?」
言われてみれば、ミカノのほっぺには、先程よほど強くつねられたのであろう、薄暗い中でも赤く腫れているのが見てわかる。一方の礼には、手の甲に無数の引っかき傷があったから、両者痛み分けといったところであろうか?
「困った事にお姉ちゃんは自転車乗れないから、荷物を積んで先に帰ってもらうことも出来なかったし……」
「走ってなきゃ自分で立ってられない不安定な物になんて乗れなくていいのっ!」
口元にニヤリと笑いを浮かべたミカノをジロリと見ながら礼はうそぶく。
「だから仕方無しに私が、自転車を押しながら二人の間に入って歩いて帰ってきたんだよ」
そこまで聞いた桜子はやれやれとばかりに肩をすくめて言った。
「なんだかパズルみたいな状況だったんだね。はい、わかりました」
女三人寄れば姦しいと言いますが、映見が一人で喋ってますね。いかんいかん、どうにかしないといけません<と真剣に思っていないのが問題ですね。
#鼻が詰まって、頭が回ってません。大分手直ししなきゃ駄目だわ……。
by hk-club
| 2007-12-13 17:15
| A SUITOR